うつ 病では、次のような症状があらわれます。

- 気持ちが落ち込む
- 気分が沈む、ふさぎ込む、興味がわかない、楽しめないなどゆううつな気分や不安感が続いて、その状況から抜け出せなくなっている。

- 意欲・行動力が無くなってくる
- 周囲の物事に対する興味や関心が薄れて、集中力や決断力がなくなってしまう。

- 思考があまりできない、自分に自信がなくなる
- 考えがまとまらなくなったり、優柔不断になったり、自分や社会、将来に対して悲観的な考えになってしまう。

- 身体症状がみられる
- 疲れやすい、倦怠感、不眠、頭痛、肩こり、めまい、食欲不振、動悸、腰痛、性欲減退などの症状がある。
この他、朝は調子が悪い、春と秋に体調をくずすなど、1日のうちで、また季節によって周期的にうつ症状が変化する場合もあります。
うつ病は、生活や環境の変化によって発症することが多く、病気、失業、退職、別居、離婚、引越、などのストレスによって脳内の神経伝達物質(こころの状況を伝える物質)であるセロトニンやノルアドレナリンなどのバランスが崩れることにより発症すると考えられていますが、実際のところ、うつ病のしくみはまだ明確になっていません。

うつ病は適切な治療を早期に実施することにより、一般的におよそ半年から1年ほどで治癒するといわれています。うつ病治療は、休養と薬物療法が基本になり、これに精神療法、環境改善・サポートを適用する場合もあります。
うつ病治療の経過
うつ病は治療してもすぐには改善しません。よくなったり、悪くなったりを繰り返しながら徐々に回復に向かっていく病気です。また、最近はうつ病の軽い症状が長く続く(遷延化)が多くみられます。すぐによくならなくても根気よく治療を続けることが非常に大切です。
休養
これまでの生活を続けていたのでは、心と体がこわれてしまうという警告を発している病気です。休職や休学をして心身をゆっくり休めると、すっきり治る人もいます。休むといっても、家でじっと安静にしているのではなく、音楽を聴いたり、趣味に励んだりと、苦にならず心身をリラックスできるものをみつけることが大切です。几帳面でがんばりすぎる傾向にありますので、自宅で休めない場合には入院しての休養もすすめられます。
薬物療法

精神療法
薬物療法や休養と組み合わせて、最近は認知療法が試みられています。認知療法とは、うつ病の患者さんがこれまでの人生経験で身についている思考パターンの歪み(認知の歪み)を正そうとする考え方です。医師が患者さんと面接をおこないながら、認知の歪みを患者さん自身で修正できるよう導きます。この療法では、最適な実施時期や方法が患者さんそれぞれによって異なりますので、医師の指示に従い、あせらず治療を受けることが大切になります。
環境改善・サポート
家族、職場など周囲の人にうつ病について理解していただき、質のいい休養がとれるように協力してもらうことも大切です。












